ジョージです。
日本人は手品の事をマジックと呼ぶ。
が、このマジックと言う言葉、実は物凄く奥が深い。
以下はアルマンド ルセロの話より引用させて頂きます。
アルマンドがとあるマジックバーに行った時の話
G 「マジックバーはどうだった?」
A「…。雰囲気が良かった。」
G「マジックはどうだった?」
A「マジック?マジックなんか無かったよ。」
G「あれ、マジシャン居なかった?」
A「いたよ。でもマジックはして無かった。やっていたのはトリックだよ。」
と。
ジョージがアルマンドに「マジックとは?」と質問した。
マジックとは魔法なんだよ。そこにはトリックは無く人の心をとりこにする物なんだよ。
例えば、人と人が出会う。その人たちが男と女で恋に落ちたとしよう。
これがマジックなんだよ。
ニュートンはリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を発見した。
リンゴを落ちる瞬間を目撃した事が、マジックなんだよ。
つまり本当のマジックとは魔法の事を言うんだよ。
我々は本当の魔法があるかの様にトリックを使って魔法を演出する。
その為にはトリックに命を吹き込まなければならない。
トリックは道具でしかない。
しかしその道具に命を吹き込めた瞬間、その道具は魔法を演出する道具に変わる。
分かりやすく言うと、
ゴッホは絵の具と筆と言う道具を使ってキャンバスに絵を描いたよね。
そこまでならば誰でも出来る。
その上に彼は命を吹き込んだのさ。
だから彼の絵をみんなが見たがるんだよ。
これは魔法以外の何者でもないよね。
トリックもこれと同じ事が言えるんだよ。
買って来た物をそのままやっていてはそれはトリックをやっている事にしかならない。
でもそう言うマジシャンを僕は沢山見て来たよ。
命を吹き込んで初めて魔法になるんだよ。
皆、マジックマジックって言うけれど本当のマジックを出来る人はほんの一握りしか居ないんだよ。
トリックとマジックをはき違えてはいけないよ。
(うまく文章に出来なくてすみません。何を言わんとしているかは分かっていただけるでしょうか?)
この話を聞いて、ジョージはマジックと言う言葉を軽々しく使えなくなりました。
かといってトリックと言うのもなんですから、最近は手品と言う様にしております。
早く本当のマジックが使える様なそんなGeorgeになりたい。
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