マジシャンジョージです。
先日滅多に電話をしてこない母より電話が有りました。しかも自宅の方に。
「あれ、何か有ったのかな?しかもどうして自宅の方に?」
いろいろな疑問符を抱えながら電話に出てみる。
「どうしたの?何か有ったの?」
「どうしたのじゃないわよあんた!携帯が変わったからって言ってたから掛けてみたら、何回かけても繋がらないじゃないのよ!そんなことよりあんた本当に大丈夫なの、入院するって言ってたけどどこの病院なの?
それ聞くの忘れちゃってたから。」
「…。えっと何言ってるの?」
(ついに来るときが来てしまったか…。)
「だから、病院はどこなの?」
「あのね病院には行かないよ。どこも悪くないからね。」
「じゃあ昨日の話は嘘なのかい?!」
「えっとね〜。昨日は電話で話してないでしょ。こうして電話で話すの久しぶりじゃない?夢でも見たのかな?」
「何言ってるのあんた!母親をボケ老人扱いする気かい!間違いなく昨日話したよ、そこで新しい携帯の番号を教えてくれたでしょ。ここに残ってる携帯の番号が何よりの証拠だよ!」
「ちょっと待って!昨日俺から電話が有って、携帯が変わったからって話なのね?
そして何らかの原因で入院することになったって言ったのね?」
「そうだよ。」
「それ振り込め詐欺だよ。100%間違いない!」
「今からすぐに警察に相談するからもし電話がかかってきても絶対に出ないでね!」
電話を切りすぐに警察に電話をして事情を説明すると、
「振り込め詐欺です。間違い有りません。もしよかったら犯人検挙にご協力いただけないでしょうか?」
「構いませんよ?何をすればよいのかな?」
「だまされ続けてください。そのうち入院費が足りないから振り込んでくれとか、自分がいけないから
友達にとりにいかせる。とか言ってくるのでそうしたらすぐに連絡をください。間違っても本当に振り込まないように!」
「あのすみません、今から母の連絡先を言うので本人に直接言っていただけませんか?その方が話が早いと思うので。」
「そうですねではそうさせていただきます。」
電話を切り再度母親に連絡
「こう言うことだから、今から連絡が入るから後よろしく。」
「まっかせなさい!!」
何だこの自信は…。
そして母と偽りの私との対決が始まるのでした。
長くなったのでこの続きはまた明日。