マジシャンジョージです。
先日の続き。以下は母からの伝聞。
しばらくしてから電話がかかってきた。
「あ、もしもし俺ですけど。今日俺の電話に連絡くれた?」
「いや〜してないよ、何で?」
「知らない番号から電話がかかってきていたから誰かと思ってさ。」
「あらそう。最近いたずらが多いみたいだから、気をつけなさいよ。」
「うん、わかってる大丈夫だよ。」
「それより昨日いっていた入院するかもしれないって話はどうなったのかね?」
「あ、あれね。今日病院で調べてもらったら何ともないから大丈夫だって言われたよ。心配かけてごめんよ。」
「そうかい、それならよかったね。体が資本だからね。あんたもハッキリしないうちから入院するかもしれないとかほのめかすんじゃないよ。心配するでしょうが、体調管理もしっかりできない男は出世できないよ!
そのうちお金がないから振り込んでくれ!みたいな振り込め詐欺もびっくりするようなストレートなお願いされてもあたしは絶対に振り込んでやらないからね!」
「うん、わかってるよ大丈夫心配しないで。また連絡するね。」
「間違った道に進むんじゃないよ!じゃあね。」
と言って電話を切ったらしい。
母親の押しに負けたのか、バレたかもしれないと思い警戒したのかはわかりませんが、このかたは結局金銭的なことには全く触れなかったとのこと。
ま、あれだけのことをたたみかけられるように言われたらそりゃ〜何にも言えませんわな〜。
と、言うことで今回の振り込め詐欺事件は無事に解決したのでありました。
振り込め詐欺裏話
実は母が振り込め詐欺に遭うのは今回が2回目。
最初はやはり電話をかけてきて自分の名前を語ったという。
「すぐに20万円振り込んでくれ。」と。
突然の息子の依頼にびっくりして直ぐに銀行に向かおうとしたが何かが引っかかる。
そこで本人に確認を取る為に電話をしてきた。
「そんなの知らん。」
その言葉を聞きはっとしたのか、「有り難う。じゃ、またね!」と。
次にかかってきたときに「お金は用意できたよ。どこに振り込めばいいの。名義人の名前は?」
「丸々銀行に振り込んで。名義は俺のダチのだけど心配しないで。」
「うん、銀行も名義人もわかった。後一つわからないことがあるんだけど…。」
「何?何でも聞いて。」
「あんた誰?」
「…。自分の息子を忘れちゃったの?」
「あたしには息子は一人しかいないんだよ!今、その息子は庭で草むしりをしているんだよ!」
「…。」がちゃ。
それ以来そ奴から電話がかかってくることは無かったという。
今回の件で母曰く、
「本当にあんたの声だった。騙されてるなんてみじんも感じなかったよ。いや〜恐ろしいもんだね。」と。
全国の皆様、何かちょっとでも怪しさを感じたら折り返しの電話をこちらからして、本人確認をすることを
お進めいたします。