こんにちは、鬼喜王子です。
夢を追い続けるのはむずかしい。
先日昔の「仲間」の結婚式に行って来た。
「仲間」というのは、まだ鬼喜王子が「キキオウジ」と呼ばれるずっと前、プロになるかならないか位にやっていたイベントの仲間で、歌手、ヒップホップダンサー、DJ、日本舞踊、プロデューサー、シンガーソングライター、映像作家、画家、その他のパフォーマーが集まって、何か新しいこと、面白いことをやろうとして活動をしていた。
みんな若くトンガっていた。不可能なことなど何も無いと思っていた。何よりも純粋で未熟だった。
しかしキタナい大人にその純粋さを利用されたある事件をきっかけに、このイベントは空中分解を迎える。そして僕らの未熟さは互いのエゴをむき出しにして、別れに拍車をかけていった。
その後、2、3人の仲間と時々会って食事をする以外は、全く音信不通になってしまった。
そのうちの一人、Tが結婚するという。
僕は不安とうれしさと照れ臭さが入り交じったそんな気持ちでパーティに出かけた。
(つづく)