先日あんなこと言っておきながら、コンビニで安めぐみのグラビアを立ち読みしてしまった鬼喜王子です。
一般的に、いいものを作ろうと思えば時間がかかってしまう。小説にしても映画にしても音楽にしても、いいものは、あれこれと推敲を重ねたり四苦八苦して出来上がるものだからだ。つまり名作を作る者は、必然的に寡作なのである。
ということをブログの更新が少ない理由にしてきたのだが、考えてみればそれは面白い文章を書ける者だけが使える言い訳で、しかも世の中には三島由起夫や司馬遼太郎のように、多作にして面白いものを残している人も少なくはないのである。
そんな「多作で佳作」な人である作曲家・大島ミチルさんと仕事をご一緒させて頂くことになった。彼女がプロデュースする二人組パーカッションユニットのプロモーション・ビデオに出演させて頂くことになったのだ。
十二時のお客様でもあるプロデューサーのN氏に、打ち合わせを兼ねて、大島さん、パーカッショニストのお二人、ビデオを作って頂く映画監督の中川陽介さんらを十二時に集めて頂いた。実際に僕のショーを見て頂いてイメージをつかんで頂こうという訳だ。
マジックというのはクリエーターという人種にとって結構な刺激になるらしい。ショーの後、大島さんも中川監督も猛烈な勢いで考え込みはじめてしまった。いいものを作るというのはこういうことなのだな、と思わず感じ入ってしまった。
特に中川監督は、どんな刺激をうけたのか、「こんなマジシャンいるのかよ!」とツッコミをいれてしまいたくなるような、斬新なマジシャン像を作ってしまった。どういう風になるのかは、12月に発売されるDVDをご覧頂きたい。
撮影は今月。都内某所及び沖縄でロケ。そのレポートもお楽しみに!