青春の汗麗しい鬼喜王子です。
阪神タイガースと千葉ロッテマリーンズの日本シリーズもたけなわですが、15年位前、この2チームはそれぞれセリーグ、パリーグの最下位の常連、いわゆる「お荷物球団」でした。
「阪神とロッテが戦ってどっちが一番弱いか決める」という「裏日本シリーズ」をやったらいいという冗談がその頃ありましたが、まさかこの両者が本当の日本シリーズを戦うことになろうとは、誰が予想したでしょう。
蛹が蝶になったような華麗な変身。
もちろん、球団側の必死改革とファンの熱烈なサポートがあればこそ変われたんですが、変わるということはやはりそれなりに時間がかかってしまう。
千葉ロッテは「ロッテオリオンズ」から「千葉ロッテマリーンズ」に変わった1992年から数えると13年、阪神でも、野村監督を招聘した1998年から18年振りの優勝を決めた2003年まで5年かかっている訳です。
我が身を振り返ると、大変ありがたいことに、今年はテレビに取り上げられたり、ご指名で仕事を頂くことも増えて来て、「人気マジシャン」の端に加わったのかな、と言っても良い状況になっています。
当然ながら、運が左右しているところが大きいですし、何より皆さんの応援があればこそなのですが、僭越なことを言わせてもらえるなら、マジックをはじめてから10年間あきらめずに頑張って来た結果なのではないかと思うのです。
今の自分があるのは10年間の「努力の貯金」なのであって、別に今がすごいと言う訳ではない。そして今頑張らないと10年後がダメになってしまう。丁度今の読売ジャイアンツのように。