はいさい、鬼喜王子です。
沖縄から帰って来て1週間経ちました。
今改めて思うのは、かの地は非常に「都市」であったな、ということです。
つまり「中心」であり、「地方」とか「田舎」という臭いを全く感じさせなかった。
現在日本中の地方都市が「ミニ東京」化しています。
一番恥ずかしい例が旧田無市と保谷市が合併してできた「西東京市」であります。住民のプライドもへったくれもあったもんじゃありません。さいたま市の「見沼区」騒動、あれも恥ずかしい。ちなみにさいたま市は「北東京市」という候補名もあったらしいですが、そうならなくて本当によかったです。
「東京が一番かっこ良くて、それを真似するのがかっこいい」という価値観。
コピーは本物にはなれないのに。鬼喜王子がどんなに頑張ってもDavid CopperfieldやLance Burtonにはなれません(その逆もまた然り!)。
沖縄では那覇にしてもコザ(沖縄市)にしても、「オイラんところが一番」という雰囲気が漂っている。100年ちょっと前まで「琉球王国」という独立国だったことも関係しているんでしょうけど、その態度は「都市」的でとてもかっこいいと思いました(コザにいたっては、未だに自分の住んでいるところを「沖縄市」とよばないらしいです!)
それでも中川陽介監督の話によると、金武(きん)という町がミニ東京化してつまらない町になっていたり、市町村合併で古い地名が消えて、沖縄語(うちなー口)ではない市名になったりしているところもあるらしいです。
中川監督が素敵なのは、「アジアであること、日本人であること」を前提に、自分しか持っていない視点で見つめ、映画をとっていることです。
オリジナルであることって、本当にかっこいいですね。