こんにちは、鬼喜王子です。
今年僕の財布の中には、初詣のときに靖国神社で買った、おみくじがずっと入っていた。書いてあることがあまりにも的確だったので、枝に結べなかったのだ。
その「吉」のおみくじにはこう書いてある。
このみくじにあう人は 心得一つで 善事も悪となり 不利のことも 有利になる 油断することなく 慎みて 身を持して進めば 神仏のご加護により 幸せ来たる
裏面の「みおしへ」にはこうある。
余所(よそ)を見て怨みとがむることなく、ただ我が志のつたなきことを責め、我が心身のただしからぬことのみを憂ひ、冥加を祷(いの)りてあらためなほすべし。
僕は一般的な意味での神仏というものをまったく信じない男なのだが、不思議なことに必要なものは必ず目の前に現れると信じている。だから当時仕事でもプライベートでもドン底だった僕にとって、この言葉は光明に思えたのだ。
「俺はなんでこんな目にあわなきゃいけないんだろう」とか「もうマジックなんてやめてしまおう」と思ったことも一度や二度ではない。
それでもこのおみくじに書かれた言葉を信じ、「悪いことがあるのは、自分に直すべきところがあるからだ」と思ってがんばってきた。
それが今年の、31年の人生の最大の躍進のベースになっていると思うのだ。
つづく