鬼喜王子です。
過去の自分を知る人と会うことは、ときにものすごく気恥ずかしいものである。
例えば結婚式なんかで親戚の人に会うと、「王子ちゃんはちいさいとき、動物園でライオンが恐くておもらししちゃったのよね〜」などと、20年以上前のことを昨日あったことのように話して、こっちが忘れてしまいたい過去を思い出させたりする。日本が法治国家でなければ、どんな行動をとっていたかわからない。
ちなみに上の話はあくまでたとえ話である。僕の名誉のために言っておくが。
先日八時に行った時のことである。
常連の女性が、ご両親を連れて来ていた。
テーブルマジックを見せたのだが、何か反応が不自然だった。
マジックが終わって開口一番、「あなた大渕さんと金沢八景に来た人じゃない?」
その通りなのである。
5年程前にマジック界にコネもつても何もなかった頃、イベント屋さんと一緒にクラブやライブハウスを廻っていたことがあったのだが、そのとき、金沢八景での落語のイベントに出演したことがあった。
その時のプロデューサーがこのご両親だったのだ。
あの頃の拙い演技を知っている人だけに、赤面の至り、逃げ出したいくらい恥ずかしかったのだが、お二人は僕があきらめずにマジックを続けていてくれていたことを喜んでくれた。
先日のテレビもご覧になったそうで、そのときも「もしかして?」と思ったらしい。
この日マジックを見てまた刺激をうけたらしく、休止していた落語のイベントもまたはじめるようなことを言っていた。
今度一緒にイベントやるときには、前よりももっといい演技で恩返しをしたい。
鬼喜王子さん、こんにちは!昨日八時にお伺いさせていただいたものです。ブログに書いていただき感激です!!
鬼喜王子さんとの久々の偶然の再会に両親は本当に喜んでいました。以前お仕事をご一緒させていただいたのはもう5年も前。しかも、「鬼喜王子」というお名前で活躍される前でしたので、まさかそのときのマジシャンが?!…と思ったようです。(私ももちろん、まったく知りませんでした…)世間は本当に狭いですね。
何よりも、鬼喜王子さんが今輝くほどに活躍されている、その楽しそうな姿に感銘を受けたようです。家に帰ってからも「今日は本当に鬼喜王子に会えてよかったわ~」と何度も嬉しそうに話していました。こういう世界では、その道を極めようとずっと続けられる方が多くなく、残念ながら途中で辞めてしまう人がたくさんいるそうです。そんな中、鬼喜王子さんは夢をあきらめずにずっとずっと頑張ってここまで立派にご活躍されるまでに至ったということは、本当にすばらしい!ですね。両親も今までずっと続けられていらした、ということを本当に喜んでいましたよ。私も、夢を追いかける王子の姿、心から尊敬します。
マジシャンは多くの人を楽しませ、幸せにすることが出来る、本当に素敵な職業ですね。私は普通のサラリーマンなので、とっても羨ましく思います。(私はマジックはできないので、見て楽しむ人生を満喫しています!)これからもずっとずっと頑張ってご活躍していただきたいな、と思っています。
両親は「次は鬼喜王子の和妻を見たい!!」とのことでした。私はクリスマスに拝見しましたが、とっても素敵でしたよ!!また是非お店にも遊びに行きますね~。
本当にどうもありがとうございました。
ゆっぴ〜さん、コメントどうもありがとうございます。
なんであの頃あきらめなかったのか、考えてみると、苦しくてもその状況を楽しんでいたからではないかと思うのです。
今はもちろん楽しいですし、これからも楽しんで行きたい。そしてまだまだ未熟ではありますが、見ている人にも楽しんでもらえるようになりたいですね。