鬼喜王子です。
他人とは違う視点でものを見られるという点では、キャリアが浅いということは必ずしも不利な条件ではない。
僕はハタチでマジックをはじめたが、そのお陰でマジック業界ではあたりまえで通っている「へんなこと」、一般人の目から見ると不自然極まりないものに気付いてきた。「くす玉なんておかしいやん!」と言える感性は、慣れてしまった感覚からは生まれないものである。
マジックをはじめて10年を越えた今。逆にそういう慣れを自戒していくことが重要になっている。
とまあここまでがまえおきなのだが、今回はマジックの話ではない。
僕がゴルフをはじめたのは1年ちょっと前である。
基本的にカネがかかるスポーツはキライなので、それまではまったくゴルフ場にきたこともなかった。
あれから1年、まだ数カ所しか行っていないが、ゴルフ場が豪華な施設というのは理解できた。
フットサルをやっていた身からすると、ロッカーは広いし、風呂は大浴場で、汗を流すものにとっては天国である。
特にトイレが異様に広くて綺麗である。
バブルの遺産、といえばそれまでだが、やはりカネが集まるところはトイレがきれいである。
一流ホテル、空港のトイレ並だ。
風水によればトイレを綺麗にしておけば、金運が高まるらしいが、今回の話は逆である。いや、それとも相乗効果なのか?
山手線も初乗り5千円にすれば、駅のトイレがきれいになること請け合いである。
フットサルコートやテニスコートも、一名様一回2万円かかれば、ロッカーもバスも確実にラグジュアスになるだろう。
萬田銀次郎(ミナミの帝王)は「世の中ゼニや」と言っているが、その前に綺麗なトイレとトイレ掃除だ。