鬼喜王子です。
マジシャンは手先が器用、とよく言われるが、俗説、つまりウソッパチである。
手先が不器用でそれにコンプレックスを持っているからこそ、マジシャンになるのであって、手先が器用ならマジックということに興味を持ちづらいだろう。
ご多分に漏れず、僕・鬼喜王子も、大変不器用である。
どれくらい不器用かというと、弁当の中に入っている醤油の袋や、インスタント面に入っているスープの袋、詰め替え用シャンプーの袋をうまく手で切れたためしがない。
手で切ろうとすると大体失敗して中身をぶちまけてしまう。そんな日は一日ブルーな気分だ。
だから文明人になってはさみで切るか、野蛮人になって歯で切るかどちらかなのだが、ある種の敗北感は免れない。
どこからでも切れる「マジックカット」なるものもあるのだが、これもうまく切れたことがない。
ていうか本当に切れる人はいるのだろうか?
こいつ