2002年のワールドカップのときは日本戦の日にすべて仕事を休んだ、鬼喜王子です。
さすがに今年は仕事を休めないからワールドカップは見られないな、とあきらめていたのですが、今年はなんと十二時でワールドカップの日本戦が見られます!
18日(日)のクロアチア戦は未定ですが、12日(月)のオーストラリア戦、22日(木)のブラジル戦は、十二時の大画面プロジェクターでお楽しみ頂ける予定です。
この日はマジックをお楽しみ頂く他に、我々と一緒に日本代表を応援しましょう!
ちなみに現在、十二時にて日本×ドイツの親善試合を鑑賞中。
実は池波正太郎の『真田太平記』を買おうと思って、買わずに10年経ってしまった鬼喜王子です。
忍者で有名な真田氏の城下町、信州上田でマジックショーをやってきました。
出演は自分とGeorgeの他、名古屋の小林浩平氏、マルチ芸人のほいけんた氏、ピエロのようへい氏。
浩平氏は自分が駆け出しの時代に、コンテストで腕を競い合った中(その後だいぶ水をあけられましたが…)、ほいさんは僕がマジック業界を離れてパフォーマンスをやっていたときに、いろいろとイベントを一緒にやった中です。
二人とも一緒に仕事をするのは5年振りぐらいでしょうか?
以前とは違い、二人ともベテランの域に達しつつあるパフォーマ−になっていました。
もちろんこちらも、日本一ステージをこなしている身として負ける分けにはいきません。
とてもいい緊張感の中で素晴らしい仕事ができました。
もちろん、ほいさんも絶賛していましたが、上田の暖かいお客様あってのことですが。
でもあのステージを見られた上田の方々は、自分で言うのもなんですが、幸せだったと思いますよ。
また何年か後に、同じメンツで、さらにパワーアップしたショーをしてみたいと思いました。
ブログを事実に基づいて書いている鬼喜王子です。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」が記録的な観客動員数で上映中ですな。
映画のできもいいらしいし原作の評判もいいので、どちらから先に楽しむべきかなかなかに悩ましい。
ちなみに「ハリー・ポッター」は映画(DVD)から入ったので、それで満足してしまい原作は全く読む気がおこらなかった。
(あのヴィジュアルは文章で読んでもつまらないと判断したため)
実際読んだ人に聞いても、「映画の方が良い」という評価が圧倒的でもあるし。
逆に福井晴敏氏の「(終戦の)ローレライ」と「亡国のイージス」は小説から手をつけたのだが、映画を見ると登場人物の心理描写が物足りなく、つまらなく感じた。映画企画のために書かれた小説にも関わらずだ。
本を読む時間もなかなか取れないし、「アポロ13」面白かったから先に映画から見るか。でも映画見た後だと絶対にあのめんどくさそうな本は読まないだろうなぁ、と逡巡しているとき、十二時のお客様のひろんぽさん(仮名)から「小説から読んだ方がいいよ〜。面白いからすらすら読めるよ〜」と言われた。
翌日早速本屋にGO。
チクショウ、面白いじゃねぇか。元文学部宗教学科の血が騒ぐぜ(しかも自分の研究分野と非常に近いし)。
しばらく睡眠時間が取れない日々が続きそうだ。
マジック界の日本代表、鬼喜王子です。
サッカーのW杯日本代表が発表されて10日経ちましたが、やっと加熱報道も治まりを見せてきましたね。
冷静に考えてみればサプライズでもなんでもない巻選手の選出や、中村俊輔選手の4年前の落選を必要以上に大きく取り上げたマスコミは、愚劣を通り越して醜悪でありましたが、そんなマスコミに大しても両選手の対応は非常に冷静であり好感の持てるものでありました。
一流の選手というのは、スポーツを通して人格が陶冶されて人物が多いと聞きますが、それに加えてこの二人はいわば「どん底」を経験して他人の痛みをわかり、他人のために頑張れる人間になっている。
中村選手の「選ばれて素直に嬉しい」という言葉にちっとも嫌みはないし、巻選手の「落選した人のためにも頑張りたい」という言葉も素直にこちらに伝わってくるのもそのせいでしょう。
それに引き換え、マスコミの発する言葉のなんと心に響かないことか!
テレビや新聞からインターネットへメディアがシフトしていくのも、こんなことが一因になっているのかもしれませんね(ちなみにSports Navi.com連載の宇都宮徹壱氏のコラムは秀逸!)。
なんにせよ、皆さんと一緒に日本代表を応援して行きたいと思います。
僕の注目は大黒選手です。
認知症という言葉にどうにもなじめない、鬼喜王子です。
子供の頃の鮮烈な印象というのは大人になってからも残っているものであるが、印象だけが残って肝心の内容や詳細が思い出せないことが多い。
もうそこまで記憶が甦っているのであるが、あと一歩思い出せない。
ここ数年、子供の時に見たドラマの記憶が呼び起こされて、なんと言うドラマだったかが、思い出せずもどかしい思いをしていた。
NHKで単発で放送していたSFドラマで、未来の環境汚染が進んだ地球で、スペースコロニーへの移住が進んでいるという、そんな設定だというのは思い出せるのだが、GoogleやWikipediaで調べてもわからない。
何かキーワードがあるのはわかっているのだが、それが思い出せない。
それがある日、ふと「R7」という言葉が頭に浮かんだ。これだ!
「R7」「NHK」というキーワードで調べてみると、Googleでヒットしました。1985年放送の「オアシスを求めて」というドラマでした。
「ぴったり横分け鼻でかにいやん」こと中井貴一が主演だったんですね〜。
子供の記憶に残っていたくらいだから、やはり秀作SFだったらしい。
にも関わらず未ビデオ・DVD化。
WEBに載っているあらすじを今読んでみても、かなり濃い内容で面白い。
あの頃受けた鮮烈な印象が甦ってきました。
というわけで、これを読んでいるNHK関係の方、DVD化ご検討下さい。
ビデオ持っている人はダビングお願いします。
鬼喜王子です。
今日も十二時に来て頂いたお客様に、いっぱい笑って頂きました。
人を笑わせるというのは天性というのもあるのだが、自分の場合は完全に努力型である。というよりは、人を笑わせなければいけない状況になぜか置かれることが多く、努力せざるを得なかったというのが正しい。
僕の友達に「てっちゃん」という奴がいる。このブログに度々登場しているO寺の幼なじみなのだが、この男素人のくせに芸に対して異常に厳しい。O寺と共にいろんな意味で無名時代の僕を支えてきてくれた男であるが、少しでも面白くないことを言うとボロクソに言われる。こっちが会心のギャグだと思っていても、ボロクソに言われる。
こっちは、なんとかこの男を笑わせようとして必死である。たま〜にヒットして笑わせることができたこともあるのだが、そのときでもすぐに真顔にもどって「おもろない!」と言うのだ。なかなかの強敵であった。
あまり信じてもらえないのだが、僕は学生時代にそんなに女の子と付き合ったことがない。こういう奴らを筆頭に、へんな奴らが周りに多くいて、女の子が近づかなかったし、僕もこいつらと遊ぶのに忙しかったからである。
てっちゃんも今どうしているのだろうか?
トラキチだからここ数年ののタイガースの快進撃に気を良くしているはずなのだが。
高校時代はギリギリルーズソックスに間に合わなかった世代の鬼喜王子です。
今回なんで出張していたかというと、大阪・名古屋・東京でバランタイン17年というスコッチ・ウイスキーの販促イベントに参加していたからなのである。
こういうスコッチの販促イベントとか試飲会とかは、大体スコットランド人の講師を招いてウンチクを聞くというのが通例であるが、講師は例外なくスコットランド人の民族衣装・キルトを来ている。
このキルトというもの、初めて目にすると異様である。タータンチェックのスカート、ルーズソックスのようなゆるゆるの靴下、ネクタイにブレザーという、女子高生のような格好をオッサンがしているのである。
厳密にはスカートではないそうで、スカートというとスコットランド人のオッサンに怒られます。
キルトは日本で言うと、裃(かみしも)とか紋付袴みたいなもので、かの地では最正装である。しかもスカートみたいな形をしているにもかかわらず、バグパイパー以外は男性しか着てはいけないらしい。しかも日本の着物同様、正式にはノーパンである。
で、なぜか今回マジシャンの僕もキルトを着て演技をすることになっていた。
これがキルトだ! さすがに下ははきました(笑)
さて、このキルト、見かけ以上に着付けがややこしい上に、伝統的な衣装ゆえ、いろいろ制約がやかましい。
今回は一緒にお仕事をした「ラムゼイ・パイプ・バンド」の方にお世話になりました。
着てみると最初は股ぐらのあたりが心持ち頼りなげな感じだが、慣れると着物を着ているようにゆったりとしていてなかなかである。
これでマジックをするのはそれなりに大変だったが、キルトを着る機会など滅多にあるものではない。スコットランドリーグにいる中村俊輔でさえ着たことないだろう。貴重な体験をさせてもらった。
ちなみに知人の何人かにこの写真を見せたところ「カワイイ」という反応が多かったが、これを着ているオッサンがならんでいるのはカワイイどころではなく、圧巻である。
鬼喜王子だがね。
自分でも意外なことだが、これだけ全国を飛び回っておきながら、名古屋に降り立つのは今回が初めてである。
という訳で今回は名古屋名物をどれだけ楽しめるか、楽しみにしていた。
つボイノリオの迷曲「名古屋はええよ、やっとかめ!」で歌われている名物、味噌煮込み、海老フライ、淡雪ういろう、ドラゴンズ、テレビ塔、女子大小路…、のうち、実際に目にしたのは味噌カツと海老フライだけだった(しかも駅弁)。
名古屋に住んでいる大学時代の友人に、栄町や新栄を案内してもらおうと思ったが、残業のため会えずじまい。奴も大人になったものだ。
名古屋出身の十二時の常連・太朗さん(仮名)にもおいしい店を教えてもらったのだが、寝すぎて時間がなくなりいけなかった。
次回の訪問時には必ずリベンジを果たす所存。
ところで名古屋というのは、熱のカタマリの余韻のような、一種独特のエネルギーを感じる街ですな。
東京とも大阪とも違う、癖のあるアクの強い雰囲気。
織田信長や豊臣秀吉が生まれたのが納得できました。
駅弁かよ! でも美味しかった☆≡
ご無沙汰しています、鬼喜王子です。
この一ヶ月というもの、何をするにしてもまったくやる気が起きず、ブログはもとよりマジックも止めようかと何度も思っていた。
生きる気力もなんとかひねり出して、あとは惰性で生きていたような気がする。
今僕は出張で大阪に来ている。僕が浪人時代を過ごした街だ。
その頃は、というか今でもそうなのだが、僕は自分を関西人だと思っていなかった。暮らしていはいたものの、1滴たりとも関西人の血は混じっていない。自分は関西ではずっと異邦人だと思っていたし、だからこそ異邦人を受け入れてくれる東京にずっといきたかったのだ。実際東京は僕にとってこの上なく心地のいい場所だった。
しかし不思議なもので、憂鬱ですべてにやる気を失っていた僕が大阪でタクシー二乗り、運ちゃんに決して東京では聞かれないような聞き方でずけずけと大阪弁で話しかけられ、同じく大阪弁で答えているうちに、なにか生命のグルーヴとでも言ったらいいのだろうか、エネルギーのうねりが体のなかからわき上がって来るのがわかった。
「ああ、オレって西の人間なんやなぁ」
現場でキルト(スコットランドの民族衣装)の着付けを手伝ってくれた大阪のおばちゃんの、あの押し付けがましい親切は東京では味わえない(下町に行けばまた別かもしれないが)。
「ふるさとは遠くに在りて思うもの」であるが、ときどきは戻るのもいい。
そして旅は、どんなに短くてもするものである。何かを見いだせる。
明日は名古屋だ。