桑田の曲ではコレが一番好きな、鬼喜王子です。
世界最大の祭典、FIFAワールドカップが終わってしまいましたね。
22人の男達が汗にまみれて一つのボールを追いかけるのを、何十億もの人々が熱狂するのも、あと4年待たなければいけなくなりました。
世界最大のハレ(非日常の世界)がおわり、ケ(日常の世界)に帰っていかなければいけないいま、一抹の寂寥感をおぼえる人は世界にどれくらいいるのでしょうか?
思えばこんな非生産的なものに熱狂できるのは、自然界をみわたしても人間しかいません。換言するなら、別にあってもなくても生存に関係ないものに生命を傾けることが出来るのは、人間の特権といえるのではないでしょうか?
かく言う私・鬼喜王子も、エンターテイメントという、別に人間にとって無くても食うに困らないものに従事している訳です。
仮に今私がこの世の中からいなくなったとしても、悲しむ人間は若干いるかもしれませんが、生存を脅かされる人間というのはまずいません。
また、明日からサッカーというものが消滅しても、それが原因で餓死する人などひとりもいないでしょう。
(プロのサッカー選手だって転職すればいいだけのはなしですから)
それでも僕らはエンターテイメントに熱中し、サッカーに熱狂する。
一文の特にもならないことに命を賭ける。素晴らしき人間かな!
素晴らしき世界の人々よ、また4年後に会いましょう!
それまで僕は、世界一になったジョカトーレに負けないように、エンターテイメントの世界で人々を熱狂させてみせましょう。
ちなみにジダンが逆上して頭突きをした瞬間、浮かんだ言葉は「あとの祭」。