2007年01月10日
 

湯気の文化

今日も元気だ、ご飯がうまい鬼喜王子です。

日本に帰ってからご飯がおいしいことのありがたさを、噛み締めています。
たかだか、お茶漬けでも、ステーキよりも美味い。
レトルトのカレーも美味い。
吉野家の古古米のご飯ですら美味い。

味噌汁、ラーメンというのもいいですな。
この幸福感はなんなのだろう?

ふとリリー・フランキーが『おでんくんマガジン』の中で、吉田豪のインタビューに答えていた言葉を思い出した。
「アメリカには『湯気の文化』というものがない」
例えば9.11テロのときでも、日本だとしかるべき筋の人(石原軍団等)が「炊き出し」というのを行うのだが、そういうものが無い。
みんなで熱いものを囲んでほっこりしたり、そういうものを提供する=人情という文化が無いのである、という。

そういえば、アメリカではコーヒー以外でアツアツのものを口にすることがなかったなぁ。
スープにしてもなんにしても、食べやすい温度で出てくるし、湯気が立って口の中が火傷するようなものは何もなかった。
美味い・不味い以前に、心も体も温まるような食事をしていなかったなぁ。

それは文化の違いである以上仕方ないことかもしれないのだが、でもあちらのボリュームたっぷりのハンバーガーよりは、一杯のお茶漬けのほうが心に沁みるのだ。

日本の鍋料理は偉大だ。

次回ラスベガスに行くときは、みんなで鍋パーティをやりたいですね。

その前におでんが食いたい…。

Posted by kiki at 01:10 |

コメント

 

湯気の向こうに幸せが見える、という言葉を思い出しました。
ホント、日本の鍋料理は偉大ですよね!寒い季節にはたまりません!(笑)
あと、たぶん日本のお風呂とか温泉も、日本ならではの湯気の文化なのかな〜て思いました。

Posted by さな : 2007年01月11日 07:16
 

コメントしてください




保存しますか?



2008年02月
 
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29