2007年07月25日
 

「それでも」ということ

天使が降りてきた、鬼喜王子です。

それが間違っていると言われる。自分でも間違っていると思う。
あるいは、それをやると絶対に損をするとわかっている。しんどい思いをするに違いないと思う。
そんな非常識なことはありえないと思う。まともな人間がやることではない、と思う。
「それでも」どうしてもやりたい、というのならやればいい。

バカだと思われるだろうし、大損もするだろう。他人の何倍も苦労するかもしれない。キチガイ扱いされてまともに相手をされないかもしれない。
「それでも」自分の情熱をごまかして、殻にとじこもっているよりはいいと思うならやるがいい。

好きなことに一生懸命になれる者だけが、夢中になれる。つまり「夢の中」に生きられるのだ。それこそが生きていることではないのか?
死んでいないことは、生きていることではない。

「それでも」の先には、もっとも崇高なものがある。

Posted by kiki at 14:33 | コメント (0)
 
2007年07月24日
 

満喫。

白洲次郎の本の中で、素人は旅行記など書かぬほうがよいとあった。自分のバカさをさらけだすからである。
なるほど、その通りで、先日の日記など小学生が遠足に言ったときのような日記で、自分で読んでいて大変恥ずかしい思いをした。

もう二度とこのようなものは書くまい。

と言いたいところですが、人の金で行っている以上、またお世話になった人もいることですから、報告という意味もかねて書かぬわけにはいきますまい。

というわけで、十勝サーキットの仕事の後、僕は札幌に遊びに行きました。
北海道在住の石井道場生と旧交を温めたかったのですが、僕のスケジュールが急だったり、皆さんが忙しかったり、予想以上に北海道が広かったり(札幌―旭川が東京―横浜程度だろうと思っていた!)して、断念。
それでも、札幌のいしさん夫妻に忙しい中スケジュールを開けていただいて、サッポロビール園に連れて行っていただきました。
ここはファミレスみたいなメニューだったので、正直味は期待していなかったのですが、いやー、肉も野菜もカニもビールもうまい!
3人で肉だけでも5皿以上は食べましたからね。

いしさんにはその後、テレビ塔や時計台に連れて行っていただいたり、ススキノのワインバーでご馳走になったりと大変お世話になりました。ありがとうございました!
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テレビ塔

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日本3大がっかり名所のひとつ、時計台

最近は祝ってもらったり、ご馳走になったりと世話になってばかりで心苦しい限りである。

Posted by kiki at 20:22 | コメント (0)
 
2007年07月23日
 

網走じゃなくても遥かなり

はてしない大空と広い大地のその中に行ってきた、鬼喜王子です。
というわけで、北海道初上陸でございます。

ブリヂストンさんが主催している「POTENZA EXCITING STAGE」の北海道ラウンドに出演するため、十勝国際サーキットに向かったのですが…。

多分十勝平野というのは、皆さんが「北海道」と聞いてイメージする風景そのものだと思います。どこまでも続くまっすぐな道、見渡す限りの小麦畑・とうもろこし畑・ジャガイモ畑、広い空。時々思い出したようにサイロが建っている。
畑とか道路というのは、人の手がはいらないと出来上がらないものなのに、これだけ人の気配がないというのはどういうことだろう、と不思議な感じがしました。
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ちなみにイベントの方は前日雨でしかも寒いこともあって、どうなることかと思ったのですが、
teruteru.jpg
スタッフの方々の情熱が天に届いたのか、僕の日頃の行いがいいせいかは知りませんが、当日は快晴。大盛況に終わりました。

あと、今回は帯広駅前に投宿。時間もかなりありましたので、珍しくご当地味めぐりを敢行。
知人に「帯広は豚丼とお菓子が名物」ということを聞いたので、そちらを賞味いたしました。
豚丼といっても、吉野家のそれとは違いますよ(笑)。
開拓使時代からの名物らしいです。
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そんなこんなで仕事を終えた僕は、友人に会うために札幌に向かったのでした。
(つづく)

Posted by kiki at 20:12 | コメント (0)
 
2007年07月22日
 

幸せって何だっけ?

鬼喜王子です。

先日『ドカベン』『あぶさん』等で知られる、漫画家の水島新司さんが画業50周年を迎えられたそうです。
野球マンガ一筋50年。
この人のマンガを読んだことのある人は知っていると思いますが、もぉやりたい放題。
100マイル(160km/h)投手はゴロゴロでてくるし、実在の名選手(しかも似てねー(笑))相手にホームランを簡単に打ったりする。
実生活でも草野球漬けで、ゲッツーマニアだったり、勝手にアマチュア名球界入りパーティを開いたり、倅をたけし軍団にいれたりと、自分が好きなようにやっている。

その裏には多分人に言えないような苦労もあったと思うし、野球マンガ一筋、と言うと聞こえはいいけど、「野球マンガしか書けない」ということで仕事の幅が狭くなり、苦しい思いもしてきたはず。

本人じゃないから断定するのはあまりよくないけど、それでもこの人は、今死んでも全然後悔しないくらい幸せだと思うのですよ。

幸せって何ですか?
って聞かれたとき、それは本当にやりたいことをやったときだと思うのです。シュタイナーの意識魂を持ち出すまでもない。
一人の漫画家の人生を見れば一目瞭然であります。
水島新司が意識魂バリバリの人であることは否定しませんが(笑)。

ところで数日前、河合隼雄さんがお亡くなりになりました。
僕に「こころ」というものに対して、初めて興味を抱かせてくれた人です。そして人のこころを扱う人には、優しさが絶対に必要だということを、やさしく示してくれた人でもあります。
この人が京都大学を退官していなければ、僕は東京にきていなかったかもしれません。
お陰で素晴らしい人たちにいっぱい会えました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

Posted by kiki at 20:06 | コメント (0)
 
2007年07月17日
 

みんな、ありがとー!

鬼喜王子です。

昨日は友人の「姫」のお誕生会ということで、同じく友人のゆうこりん♪が働いている千葉のしゃぶしゃぶ屋に行ってきました。
で、自分も1ヶ月遅れのお誕生日ということで、一緒に祝っていただきました。

でっかいケーキを用意してもらったり、いろいろとプレゼントをもらったり、わざわざ北海道からメロンを送っていただいたりと至れりつくせり。
でも一番うれしかったのは、やはり仲間と再会して一緒に騒げたことです。あたしゃ、幸せ者です。

僕はプレゼントに関しては一家言ある男なのですが、気持ちがこもっているとやはりもらうだけでうれしいものですね!
それにしても、みなさんいろいろと知恵と工夫をこらしていて、なかなか素敵なものばかりを頂きました。

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もらったもの。花は皆さんからと。F出版の方から。小さいのはシャレだそうです(笑)。

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ジェム(宝石・輝石類)で作られた地球儀。

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チョコレートとわさびラムネと飲むと元気になるフラワーレメディ。

ケーキとメロンは写真とる前に食べちゃいました…。
美味しかったです。

たまには喜ばせてもらうのもいいですね。

Posted by kiki at 19:51 | コメント (0)
 
2007年07月16日
 

台風一過。

人生泣き笑い、鬼喜王子です。

ずいぶんとご無沙汰になってしまいました…。

さて、台風4号が各地で猛威をふるいました。被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。
幸いにも東京は大雨に見舞われたくらいでたいした被害もなく、昨日は銀座の方でイベントをやったのですが、ありがたいことにキャンセルもほとんどなく満席になるくらい、影響はありませんでした。

で、今日は久し振りの晴れだったので選択でもしようかと思い屋上に出てみると、なんという絶景!
いつもはかすんで見えることもある、六本木ヒルズがはっきり見える! よく見ると、その後ろには新宿の都庁やパークハイアット、代々木のドコモビルまでも!

ls 01.jpg ls 02.jpg
写真で伝えきれないのが、残念です。

人生も雨の日もあれば、風の日もある。
だからこそその後の晴れの日が美しい。
晴れの日ばかりだと、毎日がくすんでしまう。
恋に破れて涙を流した後は、きっと世界が前より美しく見えているに違いない。

Posted by kiki at 19:40 | コメント (0)
 
2007年07月04日
 

太平洋上にて

海の上のナルシスト、鬼喜王子です。

神戸→横浜のクルージングでマジック、というお仕事をしてきました。
船上でマジック、というのはこの業界では結構メジャーなおしごとでして、有名どころでは豪華客船「飛鳥」には斉川さんというマジシャンが常駐していらっしゃいます。
単発でもクルージングにマジックショー、というのは結構あるみたいでして、今回の仕事を請ける前に、経験者のマジシャンに色々と教えてもらいました。
「ゆれてやりにくい」「船の中は娯楽がないから、みんなの食いつきがいい」等。

今回僕は強風が吹くオープンデッキ(写真中央)でマジックショーをやってきました。僕もいろんなところでやってきましたが、今までで5本の指に入るくらいの過酷な環境。よくハトが飛んでいかなかったものです。

まあそれでも仕事は頑張ればなんとかなるからいいのですが、仕事をしていないときの暇つぶしがしんどい!
前述のとおり、船の中は娯楽がほとんどないのですよ。
もちろん本を持ち込んだりもしましたが、そのうち神戸港から出航した坂本竜馬もここを通ったのだろうか、とか天保山沖から出た新撰組はどんなきもちだったのだろうか、といろいろと妄想を重ねていくうちに、日露戦争のときの日本は組織としては理想的な状態にあったのではないのか、と仕事とはまったく関係ないことを考えているうちに次の仕事がやってくる、という感じでした。

船というのは気持ちとお金と時間に余裕がある人が乗るものですな。僕は忙しく動き回っている方が、まだ性に合います。

ちなみに飛行機でもマジックをやったことがあるので、これで陸・海・空を制しました。

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Posted by kiki at 19:32 | コメント (0)
 
2007年07月02日
 

心に描く

鬼喜王子です。

昨日は仕事で結婚式の2次会に行ってきました。
いつもと違うところでマジックをすると、いろいろと見えてくるものがあります。

例えばですね、マジックってネタがすべてじゃないんですよね。当たり前なんですけど。
別の言い方をすると、現象が重要なのではなくて、現象によって見ている人の心の中に何が描かれたのか、ということがじゅうようなのですよ。
今回僕がやったネタはとてもチープなものですが、状況にはとてもマッチしていて、見ている人の心の扉を開くものであったと確信しています。あの場で、例えばホワイトタイガーを出したとしても、びっくりさせることは出来たかもしれませんが、心を揺さぶることはできなかったと思います。

以前Almando Luceroというマジシャンに「ボクがコインを消すのは、自由の女神を消すのと同じくらいインパクトがあるんだよ」といっていたのが、ようやく腑に落ちました。

火曜日からは神戸に出張です。

Posted by kiki at 19:30 | コメント (0)

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