鬼喜王子です。
月並みな言い方になるが、人生出会いがあれば別れもある。
それは愛する人との別れもあるだろうし、大切にしていたものとの別れもあるだろう。あるいは長年の習慣との決別かもしれない。
またなりゆきではなく、自らの意思で決別をしなければならないときもある。
いずれにしてもその決別は必然なのである。人が上を目指して歩いていく限り。
そんな別れのとき、その人が大切な人であればあるほど、僕は心の中でそっとつぶやく言葉があるのだ。
「頂点で会おう」
お互い成長するために別れたんだもの。今は二人ともドサンピンでも、何年か後にはそれぞれの世界でビッグマネーをつかみ、功を成し、大勢の人を引き連れ、最高のナオンと一緒にピンドンを飲んでいる身分、とまではいかなくても、大きな人間になっているはずさ。きっとお互い名前が自然に聞こえてくるようになっているだろう。
そのときに昔の話をしながら旨い酒を飲むことを楽しみに、今はさらばだ、友よ。
それはそう遠くはない未来の話なのだから。