鬼喜王子です。
今の世の中、魂の叫びなんていっても、そんなものを聞ける機会なんぞ、滅多にありません。
ちょっと頭を使って、ちょっと格好をつけて、ちょっとうまく立ち回れば、なんの問題もない。「魂の叫び」というのは文字通り命を削った行為であります。しかも傍から見るとかっこ悪いこともある。だからなかなかできない。死んではいないけど、生きてもいないという状態です。
で、昨日、東京国際フォーラムにて行われた森下裕道さんの「たった5時間で”接客の天才になる、すっごいセミナー”」に行ってきました。実は森下さんはその道では(どの道だ)僕の先輩にあたる人で、アミューズメント業界では伝説的な接客マスターであります。
「命を賭ける」とはよく言いますが、本当に命を賭けている姿なんてそうそう見れるものではありません。森下さんは本当に接客というものに命を賭けている人で、何かに取り憑かれたかのように熱く語る様は、まさに魂の叫びそのものでした。叫びってちょっと見かっこわるいですけど、ラグビーのNZ代表のウォークライみたいに、本当はこの上なくカッコいいものなんですよ。
あの空間を共有できたことを本当にうれしく思います。
あと命を賭けるっていっても、例えば「大金持ちになりたい!」とかチンケなことには命賭けられないと思うんですよね。俗な言葉で言うと、大義というか「世の中をよくするために、例え身を挺してもこれはやらなきゃいかん」とう背景とか人間の尊厳とかそういうものがあってこそ、はじめて自分と他人の魂を震わせることが出来るのだと思います。
お疲れ様でした。弁当おいしかったです(笑)