こんにちは、鬼喜王子です。
昔の十二時のスタッフが浜松でお店を開くということで、開店祝いに浜松まで出張に行ってまいりました。
度々このブログではこぼしていることですが、地方に出張に出かけても時間がなくて観光や名産を楽しむ暇がない。しかし今回は半日フリーな時間がある! という訳でどこか出かけようとしたのですが、いかんせん浜松といえばウナギしか思い浮かばない。
ですが、ウナギを食うだけでは余りに能がないので、ネットを検索してみると浜松城というものがあるではないですか。そういえば浜松は、徳川家康が江戸に入る前に駿・遠2州の経営の拠点としていたところです。
その後家康が天下を取ったことと、後にこの城に入った大名が出世したことから(多分にこじつけ臭いですが)「出世城」とも言われているそうです。
これがその出世城の写真です。
いや、間違い。これは地酒。
こちらが現状の出世城=浜松城です。
天守閣自体は戦後に作られたコンクリート造りの味気のないものでしたが、石垣は「野面積み」を用いた当時のものがそのまま残っていて味わい深いものでした。
ちなみに徳川家康はその後の日本人の民族性を、決定付けた人だと思っています。
昔朝日新聞がミレニアム企画か何かの一環で、「歴史上でいちばん日本人らしい日本人は誰か?」というのをやっていまして、なんと織田信長が1位に選ばれていましたが、とんでもない! 同じく上位にランクインされていた坂本竜馬や高杉晋作なんかは革命児というか、突然変異みたいなもんでして、あんなのが典型的な日本人だったら、日本は中南米みたいに政情不安な世の中になってしまいます。
まあ陰湿で地味な家康より、華やかで派手な信長を好きになる気持ちもわからないでもないですが。かく言う僕も、家康はそんなに好きではないのですが(笑)。
先日政界で党首会談が行われましたが、ああいう裏工作とか腹芸とかは家康とか彼が作り上げた江戸幕府からの日本の「悪しき」民族性でしょう? ちなみにカッコつきでかいたのは、お陰で(少なくとも表面上は)平穏に事が運んでいるし、事の善悪に関わらず、日本の風土に合っているんじゃないかと思うからです。
まあいろんな悪癖を後世に残してくれた家康ですが、一生を通じて裏切らなかった義理堅さなんかも、日本人のDNAに植えつけてくれています。
ところで、浜松には三方が原の古戦場もありますが、家康はこの戦いで武田軍に惨敗しています。自らも馬上で脱糞するほどの負けっぷりだったらしいですが、このときの姿を絵に書かせて残しています。
「しかみ像」と呼ばれている絵で、僕も浜松城内で見ましたが、貧相この上ない男がいました。
家康は生涯この絵を手元に置いて、自戒としたといいます。
地味なれど、このような人を先祖にもったことを誇りに思えなくても、尊敬の念を持ちたいものです。
いいなーうなぎ。食べたい。浜松で食いたい。絶対何かが、東京で食べるうなぎと違うはずだ。
歴史に疎いので家康の話は良いですね。過去を振り返れば穴に入りたいことばかり、自分の失敗を形に残し、
自戒をするわたしも、こういうことが出来る度量がほしい。
浜松にいらしたんですね!びっくり〜!!
9月に一度、十二時にお邪魔した歩と申します。
浜松は地元なので反応しちゃいました(笑)
元スタッフさんの新しいお店、気になります…そちらももしかしてマジックバーなのでしょうか?
詳細、知りたいです〜(笑)
>まぢぃしゃん☆たけ さん
空いている店で食べたら、そんなにびっくりするほどの味ではなかったです。
美味しいと教えてもらった店があったのですが、そこは40分待ちということで、泣く泣くあきらめました。
東京はいつか「尾花」に行きたいですね。
>歩 さん
浜松はびっくりするくらい大きい都市ですよね~。
出張すると、夜中にお腹が減ったときに苦労するときが多いんですけど、浜松は大丈夫!
あと水と空気が美味しいところですね。
ちなみにお店はキャバクラなので、女性はあまり行っても…(笑)