テニスの白龍王子様です。
今やスポーツ漫画の泰斗となった塀内夏子さんが、その昔駆け出しのころ、「フィフティーン・ラブ」というテニス漫画を描いていらっしゃいました(当時は塀内雅人)。
16歳の主人公が全米オープンでベスト16に進出し、最後全英(ウィンブルドン)で優勝する、という話で、当時小学生の僕は胸を躍らせて読んでいたものです。
で、昨日「Air Kei」こと錦織圭選手が本当に全米オープンベスト16進出という快挙を成し遂げました。
ちなみに「フィフティーン・ラブ」の主人公・松本広海も錦織選手も強烈なフォアハンド・ストロークが武器。そしてなんとも見る人を応援させたくなるプレイを見せてくれます。
これを「予言されていた!」と騒ぐこともできますが、どちらかというと「日本人でもこんな選手が出てきてほしい」という願いが、現実になった、というのが近いのではないでしょうか?
昔「キャプテン翼」が描かれた頃なんて、日本がW杯に出るなんて夢のまた夢でしたし、「あした天気になあれ」を描いていたちばてつや氏も、まさか石川遼君みたいなのがでてくるなんて、当時夢にも思わなかったでしょう。
むしろそういう漫画を読んだ人たちが、夢を紡いでいって今があるのかもしれません。
ジュール・ベルヌのお言葉。
「人は想像できることなら、なんでも実現できる」